今まで食べていたフードを愛犬や愛猫が急に食べなくなってしまうと、不安を感じるのではないでしょうか?
まずは病気の可能性を疑いますが、病気以外の原因で食べなくなっている可能性もあります。
もし食欲不振の原因がわかっていない場合は、まず医師の判断を仰いで下さい。
誤食をしている可能性もあるので、自己判断は危険です。
あくまで「風邪」などの診断をされ、大きな問題がないケースや病気の心配がない場合についての原因や対処法をご紹介します。
目次
体調が悪い
まずは、風邪などで体調が悪い時の対処法を紹介します。
・無理やり食べさせない
食欲がない場合は、無理やり食べさせることはやめましょう。
病院で診察してもらう際に、食欲がないことを伝え、対処法についてアドバイスをもらっておくと安心です。
医師に状態を正しく伝えられるようにするためにも、普段の様子や食事量を観察して、把握しておくことが大切です。
また、自分自身の体調が悪い時のことを考えてみてください。
体調が悪く、食欲がない時、おかゆやうどんなど消化しやすいものなど、食べられるものが限られることがあります。
ワンちゃんやネコちゃんも同じです。
いつものご飯を食べられない状態かもしれません。
・温める
お腹は空いていそうだけれど、食いつきが悪い。という場合は、鼻詰まりなどで匂いがわからなくなっているかもしれません。
そんな時は、フードを温めると香りが強くなり、食欲が出る可能性があります。
温めは40℃程度を目安にしましょう。
ただ温めるだけでなく、フードに人肌程度に温かいスープをかけることもおススメです。
ふやかされ、消化しやすくなりますし、水分も補給できます。
しっかりと煮込んで柔らかくした野菜をトッピングするのもひとつです。
嗜好性の問題
嗜好性の問題でフードを食べないこともあります。
少しでも嗜好性を上げ、食べてくれるようになる方法はどんなことがあるのでしょうか?
4つ紹介していきます。
トッピングする
フードに野菜やお肉など、好きな物や嗜好性の高いものをトッピングする方法です。
フリーズドライのものを使うと、より手軽にアレンジできます。
うまくより分けてしまう場合は、オイルやふりかけを使用するのもおススメです。
風味や食感を変えることで、いつものフードを食べてくれる可能性があります。
おやつを減らす
おやつを食べすぎていて、ご飯を食べないこともあります。
また、おやつは嗜好性が高いので、そちらに慣れてしまいフードを食べなくなってしまうことがあります。
おやつを変えたり減らしたりしてみると、フードの食いつきが変わるかもしれません。
フードローテーションを取り入れる
ずっと同じものを食べていると、だんだんと食いつきが悪くなることがあります。
複数のフードを使用することで、飽きがこず、一度食べなくなったフードも再度食べてくれるようになることもあります。
フードローテーションを取り入れる際は、まずはアレルギーがないかどうか確認しましょう。複数のフードを一気に試してしまうと、アレルギーがあった場合、原因の特定が困難になってしまうので、要注意です。
フードを変える
色々試しても食べてくれないようであれば、フードを変えることも検討してみましょう。
飽きていることもあれば、そもそもあまり好きではなかった可能性もあります。
タンパク源を異なるものにして風味を変えたり、食感の違うものにしたりしてみるのも一つです。
嗜好性の問題の場合、食べないからとフードを放置したままにするのは避けましょう。
季節によっては食中毒の原因になる、いつでも食べられると判断してしまうなど、デメリットが大きいといえます。
ストレス
人間もストレスがかかると食欲がなくなることがあります。
同様にワンちゃんやネコちゃんもストレスにより食欲がなくなることがあります。
ストレスが原因の場合は、ストレスの原因を取り除き、状況を改善する必要があります。
生活環境が変化した、家族が増えた、天気が悪く運動ができていない、留守番が増えた、など、大きな変化や一緒に過ごす時間が減少したことはないか?などストレスがかかった原因となったことがないか?を考えてみるところから始めましょう。
引っ越しなどで環境が変わり、原因を取り除くことができない場合は、いつもよりスキンシップをはかる、一緒に遊ぶ時間を増やすなどの対策で、改善することがあります。
運動量が減っている場合は、ストレスもありますが、単純に動いていないことから、運動している時よりも、食べる量が減ることが考えられます。
悪天候が続いて散歩に行くのが難しいときなどは、室内遊びを取り入れたり、近くで屋内のドッグランなどがあれば、そういった施設を利用したりするのもひとつです。
フードを食べなくなる理由は様々
紹介したものの他にも、老化で食欲が落ちてくる、構ってほしい、わがままなどの原因もあります。
食べなくなった際は、まず病気や誤食を疑い、病院に行くことをおススメします。
何もなければ、ストレスやわがまま、嗜好性の問題など別の原因を考えてみましょう。
食べなくなると、新たにフードを探すのもなかなか大変な作業なので、今回紹介した方法を参考にしていただけると幸いです。